O.S.P HPF CRANK SPEC2

●オリジナルHPFクランクとは?
オリジナルは、バルサ以上のアクションレスポンスと重心移動付きプラスチックならではの飛距離を両立させた、ビギナーからエキスパートまでフィールドを選ばず活躍するフラットサイドクランク。それまでのプラスチックルアーに存在しなかった、性能を確実に向上させる3つの革新的な要素を盛り込んだ結果、アクションは異次元の域に達した。一つはABS樹脂の限界を超えた軽量化。ボディ肉厚を約40%(ノーマルで設計した場合に対し)削減しながら強度を維持した「ハニカムスーパーHPボディ」(PAT.P)。ABS樹脂では強度的に不可能な0.6mm厚の「HPスラッシュビル」。さらに、重心移動によってキャスト時に2つウエイトの距離が広がり慣性モーメントの増大による飛行姿勢の安定と、スイム時にはU字型固定ウエイトの中に移動ウエイトがすっぽり収まる「ホールインワンシステム」(PAT.P)。これによって、圧倒的な飛距離、及び一点集中重心による超ハイピッチなアクションレスポンスを実現した。

●スペック2の狙い
オリジナルの唯一の「クセ」とも言えるのが、スイム時にカバーに当たった際に、時としてメインウエイトが尾部にあり、引き起こる大きなヒラ打ち。逆にこれを使いこなすと、これまでハードルアーでは不可能であったボトムから水面に向かう動きでリアクションバイトを誘発できる。しかし、その特徴的な動きも状況によっては短所にもなりうる。スペック2ではメインウエイトを固定することによって、カバーに当った際にもボトムに喰い付くかのごとく、舐めるように攻めることができる。また、サイレント仕様によってラトル音を嫌うナーバスなバスの反応も良い。さらに、U字型固定ウエイトの排除により10%軽量化され浮力もUP。懸念された飛距離もウエイトの位置を8mm後方にずらすことによって、最小限のロスに留めた。つまりスペック2はオリジナルと比較して若干の飛距離ダウンを代償に、カバーに対しナチュラルなスイミングによってプレッシャーのかかったバスをバイトに持ち込む、喰わせ系フラットサイドクランクである。

■サイズ:63mm  重さ:8.9g
■タイプ:フローティング/サイレント