4軸のヨロイの下に、X軸のインナーマッスル。6軸の超弾性フィール、オロチX4誕生!もしかしてこれは、あの、初代デストロイヤー(フェイズ1)の復活劇なのか。それとも、バスロッドとして要求される、あらゆる諸条件について、はじめて鮮やかにクリアした、新たなる伝説のはじまりなのか。ついに、メガバスが、およそ一年半に及ぶ素材の実戦研究を経て、2010年、満を持して、進化した多軸ブランクス、グラファイトX4マトリクスの開発成果を、カタチにして発表する。そのロッドは、従来製法の剛性とテンションを高めるハイテーパーを用いずに、表記したパフォーマンスを疑ってしまうような細身のブランクスから、圧倒的な剛性とハイテンションを発揮する。もちろん、ネジれ方向の荷重に対しても、軸の捩じれを発生させることなくストロングシャフトを正しく機能させている。その金属的な張りは、かつてのボロンシャフトを彷彿としながらも、カーボンレイヤードの驚異的な軽比重化によって、驚くべき軽さで仕上がっている。これが、メガバス・ロッドファクトリーが長年にわたって追い求めてきた、バスロッドのスタンダードであり、世界のアングラーに向けて卓越したパフォーマンス(性能)を提供できる、バスロッドの理想形なのだ。日本人初のFLWワールドチャンプの輝いた、新生メガバスUSAプロの深江真一と、強豪ひしめく数々のB.A.S.Sトーナメントを、その圧倒的なフィッシングセンスで制してきたアーロン・マーティンス。そして、2004FLWチャンピオンシップ優勝、2006B.A.S.Sバスマスタークラシックチャンプに輝いたキャリアを持ち、2009FLWツアーアングラーPブザイヤー第2位に輝いた新世代トーナメントスペシャリスト、ルーク・クローセンたちが戦う世界の舞台。 2010年。いよいよ日本のオロチが、幽玄の妖気を放ち、混沌とするワールドツアーに、その牙を研ぎ澄まして立ち向かう。そのワールドチャレンジロッドの名は、オロチX4。オリジナルデストロイヤーの開発者である伊東は言う。「メガバスの新世代開発チームが手掛けた新しいX4は、アクションフィールは、初代デストロイヤー(フェイズ1)を彷彿とさせるが、導入したテクノロジーといい、想定したフィールドといい、オリデスとは違う。しかし、大事なのは、初代オリジナルデストロイヤーと同じアイデンティティをいくつも持ち、その根底には同じ熱い血が通っているということだ。 |