Water Land Gater Spoon


●スプーンは顔が命・・・・・・
ダイキャストボディを持つスプーンの原点、それがこのゲータースプーンだ。
スプーンは通常、表面(フェイス面)を裏にして沈下し、引かれてくる。その時、このフェイスが左右に水を受け流し、ヒラヒラと泳ぐ動きを作り出している。そして、裏面にはボディを回転させないようにするためにカップが設けられるが、プレス加工による単一構造型スプーンでは表面と裏面はほぼ同じ状態(曲面・形状)で作ることしかできなかった。しかし、三次元ダイキャスト製法はスプーンの表と裏を別に設計できるため、表面で水を流し、裏面のカップには別の機能を持たせることも可能なのだ。
その際、ウォーターランドはいままでのカップではできなかった動きをスプーンにゲタの歯をつけることで表現しようとした。つまり、表面で動くスプーンを作り、裏面でも動くスプーンを作り、それを亜鉛ダイキャストのサンドイッチ製法で作り上げたのがこのゲータースプーンだったのである。ウォーターランドのダイキャストスプーンはそこからすべてがはじまったのである。

●フラッシングでも魚を誘う
フェイス面の直線的な形状は水流がボディに沿って素直に流れるのを防ぐ役割を担っている。この形状がリトリーブスピードを変化させたり、スローに引いた時にスライドを出しやすくしているのだ。しかも、平面は曲面よりも光を反射しやすく、水中での存在感を増すのに貢献する。また、ゲータースプーンの重心は極端に後方にあるため、投げ釣り用オモリを投げるように安定した姿勢で飛んでいく。そのため想像以上の飛距離が出るのである。
■ウエイト:2.5g、4.0g