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蜜入りやわらっか | |||||||
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今世紀、その技は裕へと引継がれた。魂を引継いだ裕は伝統を守る事よりも、伝統を進化させる事を選ぶ、甘納豆に出来るものはすべて甘納豆にしたいと考えていた。その言葉の裏には、甘納豆業界に吹く向かい風に立ち向かう意志が込められている。しかし裕はこうも語る。『俺は甘納豆一筋だ!これからもずっと甘納豆にこだわりたい』と言う。裕が代を引き継ぐ際、蔵に入り歴史の無言の語りを読み観ていた。そこで一冊の手書きの巻物を手にする。そこには初代誠之助が書いたと思われる「やわらか」の特殊製法が記されていた。伝説の復活・・・幻の甘納豆が時を超えて今、裕が封印されたこの味を蘇らせる。古くより語り継がれてきたあの味、蔵より発見された一冊の手書きの巻物、そこには職人達が唸る奥義が記されていた・・・今ここに蘇る。 「古語り」 |
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